どうもこんばんは、コンサル妻です。
最近まで勤めていた派遣先を辞め、少しばかりのお暇中です。
『凪のお暇』を読み返そうかな思っていたところ、気になる漫画に出会ってしまいました…。
それが『ダルちゃん』。
昨今、『凪のお暇』のような共感性にフォーカスした作品が多いと勝手に感じていますが、本作『ダルちゃん』もその一つ。
「これ、わたしのことかも」ときっと多くの女性が感じるのではないでしょうか。
それではさっそくご紹介していきます。
1、『ダルちゃん』はるな檸檬/とは
『ダルちゃん』は資生堂の「花椿 HANATSUBAKI」で連載されている“ガールズショートストーリー”。
第6話まで無料で公開されています。
読みたい方はここからどうぞ。
あらすじはこんな感じ。
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。
ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。
ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。
だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、
それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。
出典:Amazon
生きずらさを感じながらも、社会に適合しようと頑張る主人公「ダルちゃん」こと丸山成美。
“普通”に擬態して生きる彼女の人生とは──────────。
2、『ダルちゃん』1巻の注目ポイント&感想
2-1、会社の中に居場所を求めるダルちゃん
普通の人に擬態して生きていくことに疑問を感じながらも、役割を与えてくれる“会社”が好きなダルちゃん。

平凡に日常を過ごしていくが、飲み会の日の後からスギタさんという男性社員に迫られるようになってしまう。
ダルちゃんを卑下した言葉を放つスギタさんのことをよく思わない女性社員の“サトウさん”。
それを見かねたサトウさんがダルちゃんのことを助けてくれようとするが…。

2-2、ヒロセさんとの出会い
ダルちゃんお気に入りの経理のフクダさんが産休に入ることに。
そこに配属されてきたのが“ヒロセさん”。
愛想も良く、女子社員からの人望も厚かったフクダさん。
しかし、後任のヒロセさんは男性ゆえ、無機質な対応をしてしまう。
結果、女子派遣社員から総スカンをくらうことに。

しかし、ヒロセさんはヒロセさんで、カテゴライズされて、その箱の中で生きなければいけないことに窮屈さを感じているようで…。

3、『ダルちゃん』1巻の感想・レビュー
ちょっと試し読みをしたらまんまとハマってしまいました『ダルちゃん』。
タイトルもさることながら、擬態モードからダルちゃんに戻る時のイラストが個人的にツボです、ダルダル感が出ていて。
リード文にも書きましたが、『ダルちゃん』は資生堂がリリースしているだけあって、完全に女性の共感を呼ぶ内容になっていると思います。
出だしのこれとか、


結局、安らぎを男性に求める部分とかも


そして、『ダルちゃん』には女性に刺さるセリフがてんこ盛りです。
特に私はサトウさんの言った「自分の本当の気持ちを知るって実は本当は一番難しいんじゃないかと思うのよ。」が好きです。

女性が抱える悩み、そして障害を抱えるヒロセさんが抱える悩みなど、色んな視点から生きていくことに向き合っていく本作品。
うっすら自分も「ダルダル星人なのでは…?」と疑わしいあなたにぜひ読んでいただきたいです。
雰囲気は全く違いますが『凪のお暇』を読んでいる方にはきっと刺さるはず。
気になった方は1~2巻まで試し読みができるのでこちらからどうぞ。
それでは、また。